前から存在は知っていましたが・・・
Webp 導入しました。結果から言えば大満足です。条件にもよりますが、見た目変更なしでファイルサイズが1/10以下にできる場合があります。
大抵のサイトが当てはまると思いますが、ファイル転送所要のほとんどは画像や動画であり、我がサイトのように動画がなければ、ほとんどが画像であり、それを1/10以下にできるって、スマホから自分のギガを使って見ているユーザーさんには大きいと思います。
文字データなんて UTF-8 なら1文字3バイトなので、仮に1万字書いても約30キロバイト、このサイトで30キロバイトの画像なんてひとつもありませんよ。(1万字書いた記事もないですが)
スマホから見るユーザーさんのことを考えるならば導入は必須だと思われます。数日前までは、jpg や png で充分だと思ってたのが恥ずかしいくらいです。
技術の進歩って恐ろしいです。
ちょっと復習してみましょう。
Google が webp (ウェッピーと読む)を開発したのが2010年、もう10年以上前です。ファイルサイズが旧来の jpg や png と比較して25%程度小さいというのが最大のメリット。ただ普及は簡単ではなかったみたいです。
開発元の Google のブラウザである Google Chrome でサポートされたのが2014年、Microsoft Edge が2018年、Firefox が2019年、Safari が2020年となっており、ブラウザだけとっても10年以上の歳月がかかってます。
また、定番の商用画像ソフト Photoshop が webp をサポートしたのが2022年です。
もやはサポートの終了している Internet Explorer や、テキストブラウザの Lynx や w3m は、今後もサポートしないでしょう。(当然ですが)
現状では普通にパソコンやスマホやタブレットを買ってくれば、webp が閲覧可能な状況が整っていると言えます。
とりあえず、サンプルページを(手前味噌ですが)
上記のリンクをクリックして下さい。
記事のなかに、かびた風呂の写真があるかと思いますが、あれ jpg だとひとつあたり2MBくらいあります。それが、150KBほどに圧縮できました。1/10以下ですね。
あと、アイキャッチの豪華なお風呂の画像、元の png は500KBを超えてますが、こちらも150KBほどになってます。ただし、こちらについては可逆圧縮から不可逆圧縮に変更しての数字です。
1/3ほどになってます。
当然、不可逆圧縮の jpg を可逆圧縮にしちゃうと逆にファイルサイズが増加してしまいますが、そのへん注意して使用すれば、かなりの圧縮が見込めます。
※ 可逆圧縮 :元の画像をそのまま劣化無しで圧縮する方法
※ 不可逆圧縮:ファイルサイズを小さくするため元の画像を変更して圧縮する方法
品質ごとのサンプル
番号 | 品質 | サイズ | 画像 |
1 | 元画像(png) | 99KB | |
2 | 劣化なしロスレス圧縮 | 70KB | |
3 | 不可逆圧縮、品質100 | 24KB | |
4 | 不可逆圧縮、品質80 | 7KB | |
5 | 不可逆圧縮、品質60 | 5KB | |
6 | 不可逆圧縮、品質40 | 4KB | |
7 | 不可逆圧縮、品質20 | 3KB | |
8 | 不可逆圧縮、品質0 | 1KB |
256☓256の画像をそれぞれの品質で圧縮しました。元の png は99KBですが、最大に圧縮をかけると1KB、1/100です。自分のホームページで使用したいとは思えない画質ですが、まだ人の顔だとわかります。
圧縮率と画像の綺麗さを考えれば、品質80くらいが妥当でしょうか、それでもサイズは7KB、元の画像の1/10ないです。
結論
たしかに、古いソフトにこだわりのある方には向いてはいないのでしょうし、今後もすべてのソフトウェアでサポートされることもないのでしょう。
ただ、9割を超えるブラウザが現状で webp に対応しているのでユーザーさんのことを考えるのであれば導入が必須と言えます。
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