キリギリスの年金(明石 順平著)読みました。

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面白かったです。

 日本の財政が再建不能なこと、なんで日本の給与が上がらないのか、この2点が面白かったです。

 日本の財政は1年あたり30兆円の国債を発行していること、そして、消費税も高負担高福祉の国に比して税率が低く、国民負担が少ないのにお金のかかる福祉を享受していること、その借金のつけが千兆円を超え、解消が不可能という話でした。

 給与が上がらないのは労働法規に抜け道が多く、監督官庁も機能していないので社員を残業させ放題となっていて、経営側は業績を上げるために社員に負担をさせればいい構造になっていて、経営努力で業績を上げなくてすむので、結果として各種の革新が進まず、労働生産性が低いままになっているとのことでした。

 国の財政に知見のない私には真偽の程は不明ですが、なるほど、説得力のある話だなとは思いました。

 できれば、国の借金が減って、給与が上がることを祈ってます。(みんなそ~でしょうが)

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